★多摩市から町田市、鎌倉へのウォーク
今回は、町田駅から武蔵と相模の国境を目指しました。
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①町田天満宮:
"町田三天神"の一つ。後北条時代に原町田村の村社として創建。主祭菅原道真公を祀る。多様な現世利益を願う人々が詣でる市を代表する神社。「秋の例大祭」と毎月1日に開催される「蚤の市」が賑わいを見せる。境内地を鎌倉街道が通る。
②金森杉山神社:
金森地区を代表する神社。創建年代不詳。.社宝の棟札には天和2年の高木善次郎清秀の曾孫守養(もりよし)の大目付昇進に際し神思に謝して翌3年に社を再建と記す。ご祭神 は日本武尊。境内には多くの石像やゆかりの遺物と丁寧な説明版が立ち並ぶ。
③西田の杉山神社:
謎の杉山神社の一つ。創建不詳。境川右岸の現下鶴聞の高木地区 (旧高木村) に在ったとされる高木氏館の鬼門除けとして奉斎したとの伝承。ご祭神は日本武尊。大公孫樹(大イチョウ)。庚甲塔は元禄11年(1698年)製。境外末社に金山彦(刀鍛冶)の金山社。
④店屋(まちや)、町谷:
周辺には古くから石(黒曜石)の道、大和に繋がる道(矢倉沢往還・古東海道)・鎌倉道・大山道等があり、交通上重要な位置。「延喜式」には醍醐天皇の時代の平安前期延喜5年(905年)に軍用官道が出来、「店屋量(まらや)」にも駅伝馬(えきてんま)の駅があったとされる。
⑤熊野神社
ご由緒不詳、室町時代に熊野信仰・熊野参詣の拡がりに由来しての建立と推定される。ご祭神はイザナギノミコト、イザナミノミコト。ご利益は出世、家門繁栄及び交通安全の守護神。
⑥鶴間公園:
古くに丸山砦、丸山城、武家屋敷があったと伝えられる丸山の地にあり。S51年の田第都市線南町田駅開業と共に同年開園。17000坪の広さ。敷地内地下を日本初の近代水道"横浜近代水道"の水道管が走る。町田市南のエリアの市民が愛する自慢の公園。
⑦観音寺:
鶴間山 東照院と称し、高野山真言家で、開山・開基は不明。本尊は伝説の十ー面観音菩薩。武相卯年観音札所の第一番札所。「厨子」大和市重要文化財第1号に指定。大和市で最多の仏像有数を誇る。大山道の相模国入り口、下鶴間のふもとに存す。
⑧新田義真ゆかりの高下家:
古くに観音寺の地を所有し、新田義貞の血筋を引く家柄と称するが定かではない。庭には「新田義貞鎌倉進撃図」、「義貞の稲村ケ崎奉献像」、「大山阿夫利神社分霊社」などがある。
⑨五貫目道祖神:
元は徳川中期に旧大山街道の傍「鶴瀬橋」の手前にあり、「北は世田谷青山へ、西は伊勢原~小田原へ、南は戸塚~鎌倉に通ずる三方分岐点」の道祖神。現在のものは江戸時代後期 安政3年丙辰8月と印され、"2代目道祖神"。
⑩瀬谷の八幡社:
S43年東名高速が出来、現在地に遷宮。甲斐武田氏の庶流である岩崎丹後守が室町時代後期に開基。ご祭神は応神天皇(ホンダワケノミコト)。境内の稲荷社は、 江戸末期に「ごちゃごちゃ稲荷」とも。
⑪妙光寺:
山号は蓮昌山 日蓮宗 池上本門寺の末寺で本尊は「大曼荼羅」。飛鳥時代に起源をもつとされる古刹。日蓮が弘安5年に立ち寄り宿し、以来天台宗から日蓮宗に。伝説の梵鐘、開基堂、平氏長田氏墓碑、力士荒磯顕彰碑、瀬谷八福神の大黒天など見どころ多し。
⑫善昌寺:
山号は慈光山 浄土宗 甲斐武田氏支族の岩崎丹後守の開基と伝えられる。鎌倉大体山の光明寺から譲り受けた通称"雨乞本尊の阿弥陀如来"を安置。120年の大銀杏 瀬谷八福神の恵比寿。岩崎氏代々の菩提寺。
⑬瀬谷銀行跡:
小島政五郎が初代頭取で、資本金50万円で明治40年開業。近隣の養蚕業の振興と支援のために設立。支店は厚木、町田、中山、浅間町。この地は山田伊賀守経光の屋敷跡と伝えられているが定かではない。
⑭瀬谷の神明社:
かつて鎌倉節の流れをくむ青木家の鬼門除けの宅祀稲荷として建立し、後に天照大神を合祀紀した。相模国分寺の講堂礎石を使った大正5年の忠魂碑。
⑮瀬谷の日枝社:
鎌倉時代の創建と伝えられる。.神仏習合時代の名残の両部鳥居(権現鳥居) と丸い本堂屋根の軒先。樹齢300年を越す約35mの高さの大ケヤキが見事。製紙工場の女工の学び舎であった神楽殿。鶏の絵柄の庚申塔は貴重。
⑯徳善寺:
山号は瀬谷山 曹洞宗の禅寺で通称"萩寺"で名高い。室町時代後期の弘治元年(1555)の創建。本尊は釈迦牟尼寺。"義民の碑"、タラヨウ(320年)、カヤ(420年)の古木。瀬谷八福神の毘沙門天を祀る。
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